『六角関係』1 by 一福

その人とは、高校最後の体育大会の係がたまたま一緒だったことで出会いました。 
私は3年生、彼は2年生でした。(今もですけど)最初は話す必要もなく、ただお互い
の存在を知っている、程度のものでした。

ところがある日、彼のクラスの同じ役員の子が
「先輩@@君と全然しゃべらないですよねぇ〜。さぁさぁ自己紹介しましょう!!」と、
世話好きな彼女らしく、彼の目の前でそんなことを言い出しました。
私達は戸惑いましたが、別にいやがる理由もないので、ぎこちなくあいさつしあいました。「名前なんていうんですか」と聞かれ、私は半分面白がって「Y子」と、下の名前を言いました。「なんで下の名前なんだ!!」と笑いが起こりましたが、これで二人の壁が少しなくなりました。私が名前を聞き返すと少し迷って彼も、「@@」と、下の名前を言いました。(笑)
するとその女の子が、「よし、じゃぁこれからは、なんでも言葉の最後にお互いの名前を入れるようにしましょう!!」と勝手に決めてしまいました。最初こそ恥ずかしかったものの、そのうち二人とも慣れて、無駄に話しかけてお互いの名前を連発。付き合いはじめのカップルのようなウレシハズカシというノリでその日はとても笑いました。

次の日、彼が難しい顔をしていたので、「どうしたの?@@」と、昨日のごとく、はなしかけました。
すると、「やっぱりやめましょうよ先輩。先輩彼氏いるでしょう。」と、急に怒ったように言い出しました。
たしかに合コンとかよくする私には、まったく男友達がいないわけではなかったので、一瞬ギクリとしました。けど、「なんで?」と聞くと、「なんか、いそうだから。」とある意味安心する答え。すぐ友達を呼んで、わたしに彼氏がいないことを証明してもらいました。(笑)

つづく・・・


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